公園で自然とふれ合う機会は、障害の有無に関わらず平等に与えら
れるべきものです。しかし現実には、どこにでも車いすで入れる公園
は決して多くありません。私は、誰もが自然を楽しめるよう人々の生活
に目を配りながら、10年後・20年後も地域のコミュニケーションの場
所であり続ける公園をつくりたいと考えています。大学では工業団地
における暮らしと生物多様性を考えた緑地計画を研究。「ビオトープ
計画施工演習」や「エコロジカル建築」では、環境保護や資材流通に
ついての知識も身につけることができました。生活者主体の福祉の視
点で自然環境や建築を学ぶことができたのは、日本福祉大学だからこ
そ。就職先では企業や官公庁の緑化事業に加え、2020年東京オリン
ピック会場の緑化事業にも関わること、それが私の新たな目標です。