卒業生の今

Graduate Interviwes

福祉の視点があれば、
建物はもっと変えられる。

久保俊貴 2016年卒

2016年卒

久保 俊貴

愛知県 / 阿久比高等学校 出身

就職先:株式会社鴻池組(施工管理)

建築を学べる大学を探す中で、「これからは高齢者や障害者への建築配慮の知識が必要」と感じ、この大学を選びました。一般的な建築科目に加え、「建築人間工学」や「福祉住環境」といった科目も学び、幅の狭い通路など使いづらい箇所に自然に目がいくようになりました。「福祉環境設計演習」では、設計した空間を実寸で作って車いすで通行し、狭い通路の通りにくさを経験しました。
建築と人は深くつながっている。そう実感して、卒業研究のテーマは各種のクリニックが集まったまち、“医療モール” の設計と模型づくりに決定。病気の人や高齢者、子ども連れの人にも移動しやすいことはもちろん、訪れる人が健康意識を高められるなど、健康づくりを総合的にサポートできるモールをめざしました。これも福祉の視点を学べたからこそ出てきたアイデアです。福祉の視点があれば、建物は変わる。その想いを持って卒業後は施工管理の仕事に。実際の病院建設に携わるのが目標です。