News & Topics

実家のような実家:生活行動に着目した住空間の構成に関する考察(2020年度卒業設計最優秀作品賞)

橋本研究室4年 星野綾音

本提案は、現在の社会においては珍しくない離散家族と住空間の変遷に着目することで、「実家のような実家」の使われ方を、過去の記憶・感情・建築的要素の複合的な構成パタンと現在の利用、過去現在のテクスチャ、要望から設計したものである。

今後増える可能性のある新たな家族やこれまでの家族が、過去をなぞるような行動・振る舞いを生み、関わりが豊富であった時の記憶がふと蘇り、何気ない利用に時空間的な豊かさが生まれるとともに、今後の多様な家族形態における住空間の構成の雛型となることを期待している。